性裁 前編~性裁 後編
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- マニアックな係長
その大邸宅は、古都の郊外にひっそりと建っていた。周囲を深い森に囲まれ、俗世間と隔離された環境にある。そこは、日本画家・青木寿一郎の屋敷であった。寿一郎には隠された裏の顔があった。それは、アトリエで密かに行う三十歳年下の妻、麗華との変態凌辱プレイである。麗華は華道家元の家から借金返済の為に嫁に来た。元々愛のない結婚ではあったが、いつしか凌辱プレイに快感を覚え、それに目覚めさせてくれた夫に感謝の念さえ抱くようになっていた。ある日、その様子を偶然見てしまった内弟子の綾本薫は、初めて見る過激で淫靡なプレイに興奮し、のめり込んでいく。絵筆一筋で童貞だった彼は、麗華への憧れがあったこともあり、絵のことよりも凌辱プレイのことで頭が一杯になっていった・・・。
20才の青柳さつきは、新人看護婦として石川総合病院で働くことになった。一緒に採用された太田奈穂は、看護学校時代から何かと、さつきをライバル視している。彼女は仕事が遅い分、要領の良さとハッタリで勝負するタイプ。逆にさつきは、真面目なのに肝心なところで失敗をして損をすることが多い。院長の石川豊は、婦長の加藤百合子と愛人関係にある。「今年の新人看護婦はなかなか可愛い」とニヤニヤしていると、百合子に怒られる。院長の一人息子で後継者の英之は腕のいい外科医。ハンサムで独身の彼は、病院中の女性の憧れの的。学生時代からの知り合いで、産婦人科医の中村みどりと、いずれ結婚するのではと噂されているが、婚約しているわけでもなさそう。当然さつきも一目会った時からポーッとなったが、どうみても釣り合わないと思い諦めてしまう。しかし、ひょんなことから英之の方がさつきに興味をもちはじめていた・・・