痴母 前編~痴母 後編

武士が家に帰り着くと義母の史乃が出迎える。「お帰り。武士、忍」。忍は武士の後ろに隠れる。義妹の忍は武士になつく代わりに実の母親である史乃を避ける様になっている。それを見た史乃は少し苦笑いして「御飯できてるわよ」…。忍野家の食卓は一見和やかに見える。史乃はにこやかに今日あったことを話すし、武士はそれに対して普通に受け答えする。だが、忍はその輪に上手く入れない。そして武士は、そんな忍に気を遣う。史乃だけがやたら明るい奇妙な光景。忍は家の中では現実を見たくないのか、自分を過剰にアピールするためか早々に自室に戻り寝てしまう。忍が就寝してしまってからが忍野家の真の夜のスタートだ。いつものように武士は史乃の部屋に連れ込まれ相手をさせられる。武士の気持ちは完全無視。それでも、武士は忍にこの事をばらされ、軽蔑される事を恐れて結局相手をしてしまう。

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