彼女は成宮ひより。突如僕の前に現れた妖精だ。スカウトの為に街を歩いていたら、きらきらとしたオーラをまといながら彼女は現れた。長い茶髪をふわふわとなびかせながら、パステルカラーのスカートを揺らして歩いていた。すれ違う瞬間、とてもいい香りがした。それは香水とかせっけんとか、人工物の香りではなくて、本能に訴えかけるような、何かが腰の辺りから頭まで突き抜けるような、そんな女性の香りだった。僕は目の前がチカチカした。声を掛け、どこかでお茶でもしながら詳しい話をする、という流れになった。彼女は「み◯どに行きたいです!!」と言った。どうやらみ◯どが大好きなようだ。