キャバクラで働いていると言う彼女。彼女にはどうしてもお金が必要な理由があった。と言うのも彼女が中〇生の時、ITバブルで日本が沸き返っていた時である。資産家である彼女の父はそこに目をつけたのだった。「これからはITの時代や!!」と、新しい会社を起業しどんどん金をつぎ込んだ。だが、ITのいろはも良くわかっておらず、ついこの前までITをイットと読んでいた父。あっと言う間にITバブルは弾け、残ったものは多額の借金だけだった。そしてその借金を残したまま父は蒸発。保証人だった母がそれを払う事となった。とは言え、お嬢様育ちで身体が弱く専業主婦の母には荷が重すぎた。働きに出てみるものの、体調を崩し寝こむ。