アカネの職場はお洒落なカフェ。高校生の頃からアルバイトで入っていて、もう数年が経つ。正社員ではないけれど、同じバイト達の間では一番の古株で、同じバイト達を取りまとめる役として日々過ごしていた。仕事もこなせるし、その人柄からも彼女は上からも、下からも人気があった。そう、あの日までは。2年前、彼女は短大を卒業した。就職活動が上手くいかず、結局フリーターとして過ごすことになりバイトをしながら、正社員になる道を模索していた。幸い実家住まいだった彼女にとってはお金の心配もなく、就職活動に専念できた。しかし、彼女の努力が報われることはなかった。そんなある日、就職して、商社に勤めている短大時代の友人から合コンに誘われた。短大時代、バイトと学業、そして、就活と真面目に過ごしてきたアカネはなかなか遊ぶ機会に恵まれず今まで合コンに参加したことがなかった。
素人個人撮影、投稿。35
アカネの職場はお洒落なカフェ。高校生の頃からアルバイトで入っていて、もう数年が経つ。正社員ではないけれど、同じバイト達の間では一番の古株で、同じバイト達を取りまとめる役として日々過ごしていた。仕事もこなせるし、その人柄からも彼女は上からも、下からも人気があった。そう、あの日までは。2年前、彼女は短大を卒業した。就職活動が上手くいかず、結局フリーターとして過ごすことになりバイトをしながら、正社員になる道を模索していた。幸い実家住まいだった彼女にとってはお金の心配もなく、就職活動に専念できた。しかし、彼女の努力が報われることはなかった。そんなある日、就職して、商社に勤めている短大時代の友人から合コンに誘われた。短大時代、バイトと学業、そして、就活と真面目に過ごしてきたアカネはなかなか遊ぶ機会に恵まれず今まで合コンに参加したことがなかった。人生初合コンということで、少し気合を入れてブランド品の服や装飾品に身を包んで決戦に挑んだそうだ。相手の男は誰でも聞いたことのあるような会社に勤めるいわゆる「エリート」だった。その甲斐あってか、男数人にモーションをかけられ、その中の気に入った男と実際に交際にまで発展したそうだ。しかしそれは悲劇の始まりに過ぎなかった。エリートなだけあってか、デートの度にに高級ブランドを身に着けてくる彼に合わせるべく、アカネも次々とブランド品を買いあさった。某一流商社に勤めているという嘘もついた。全ては「彼が好き。彼に釣りあいたい。」そんな想いからだった。アルバイトで毎日働いていてもとても追いつかないほどの浪費をするほどになった。そして就職活動用のお金もあっさりと底を尽いた。こんなことをつづけてもいられないと思い、彼女は彼に自分が嘘を付いていたことを告白した。きっと受け入れてくれる。そう思っていた。だが、振られた。捨てられた。想像してなかった。想像できなかった。それ以来彼女は自分自身を着飾るのにますますのめり込んでいった。そして、今日彼女は自分を着飾るためにカメラの前で服を脱ぎ捨てる。
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