「主文、被告を猥褻行為により懲役6ヶ月に処し、同刑の執行を2年間猶予する」僕の名は、坂井勇次32歳。身に覚えの無い痴〇行為により、有罪判決を下された。裁判所を出て、呆然としている僕に一人の男が声をかけてきた。「残念だったな。無実なのに。誰かに嵌められたんだよ」男の名は根本一男。彼こそ「二代目、痴〇の神様」と呼ばれる痴〇の天才だった。僕を嵌めた女は、彼の縄張りで堂々と僕を罠に嵌めたという。痴〇道を極めた彼の目の前で起きた今回の事件は、彼にとって許しがたい出来事だった。しかも、同種の事件がその私鉄沿線で、この半年間に12件も起きているのだった。
集団痴〇電車 前編
「主文、被告を猥褻行為により懲役6ヶ月に処し、同刑の執行を2年間猶予する」僕の名は、坂井勇次32歳。身に覚えの無い痴〇行為により、有罪判決を下された。裁判所を出て、呆然としている僕に一人の男が声をかけてきた。「残念だったな。無実なのに。誰かに嵌められたんだよ」男の名は根本一男。彼こそ「二代目、痴〇の神様」と呼ばれる痴〇の天才だった。僕を嵌めた女は、彼の縄張りで堂々と僕を罠に嵌めたという。痴〇道を極めた彼の目の前で起きた今回の事件は、彼にとって許しがたい出来事だった。しかも、同種の事件がその私鉄沿線で、この半年間に12件も起きているのだった。神様は僕に痴〇のテクニックを実際に披露した。神様のあまりの早業に、呆れるやら興奮するやら、僕はたちまち痴〇の虜になる。しかも神様は気付かぬうちに、女のバックから黒革の手帳を抜き取っていた。手帳から分かった恐るべき事実。「平成建設」それは、請負の痴〇被害業。つまり痴〇被害を装い、依頼人の指名した人物を社会的に葬り去る闇の仕事人の集団だった。神様はこの組織を葬り去る決意を固めた。しかもこの女たちに、これ以上ないという恥をかかせて葬り去るという。それは、まさに痴〇戦争ともいうべき一大抗争であった。
集団痴〇電車 後編
里佳子の次のターゲットは、一流商社マンだった。満員電車で、例によって里佳子がその男に接近し体を摺り寄せていく。僕は里佳子と男の間に割り込んでそれを阻止した。次は里佳子をその気にさせる手筈だった。だが、その時女将こと天道寺飛鳥がすぐ傍の座席に腰掛けていた。神様は危険を察知したが手遅れだった。里佳子の尻をまさぐる僕の右腕は天道寺に捻り上げられ、天道寺が叫んだ「痴〇よ~!」あっという間に腕に手錠をかけられ、僕は車外に連れ出された。勿論、その警察官も彼女達の仲間であった。神様は天道寺飛鳥の痴〇対決に備えて、自らの手腕を磨くため、僕の見ている前で、次々と痴〇行為を繰り返す。神様がその指先から発する念は、女たちの性欲を刺激し、興奮の坩堝へと導いていく。女子高生、主婦、果てはお婆さんまでイカせるほどの凄腕に僕は舌を巻いた。そこにスパイの渚絵里から情報がもたらされた。天道寺は以前、痴〇をされてから心に闇を抱えているというのだ。あらゆる男から触られることを拒絶する彼女を落とすのは、神様でも不可能に思われた。神様は、師匠から譲り受けた痴〇日記を無心に読み始めた。
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