渋谷のコーヒーショップ前にいた彼女からプンプンと放たれるいやらしい雌の匂いを私の股間が感知し、熱く反応した。間違いなく彼女が淫乱であるのは、私のナンパ師としての百戦錬磨の経験値が物語るのだ。私の視界が彼女を捉え、脳が処理した時、『女』、それでいて『かなりのスキモノ』であると認識された。近年稀にみるエロフェイス、照りつける西日が輝かせる白く美しい谷間は、夕暮れ時でさえ容赦のない夏の暑さ、それによって霞む朦朧とした意識の中にも、確かに、そして鮮烈に焼き付いた。もう堪らず私は本能による反射のみで動き、気が付いた時には既にお声掛けを済ませ、はにかむ彼女を連れてホテルへ向かっていたのである。