初々85

彼女は空を眺めていた。こんな薄汚い街から見える空に何を見て何を期待しているのだろう。彼女の生まれた町から見える綺麗な澄んだ空なんて見えるわけもないのに。街にたたずむ彼女は、何にも染められていない真っ白なキャンパスのようだ。彼女はこれからどんな色に染められていくのだろうか。私に出会ったということは、白いままではいられなくなるのは確かだろう。

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